少し前に三井住友のクレジットカードであるOliveカードを紛失した。

最近はスマホのOliveフレキシブルペイのクレジットモードで利用できる店舗が多いけれど、物理カードでしか対応していない場面もあるため、普段はカードを携帯のケースに入れて持ち歩いていた。

先日、決済しようとカードを取り出そうとした際、ケースに入っていないことに気づいた。前日に実際にカードを使用していたので、紛失してから気づくまでに最大1日程度かかったことになる。

思い当たる場所を探したり、各所に落とし物の問い合わせをしたものの見つからなかったため、利用停止と再発行の手続きを進めることにした。

Oliveカードはナンバーレス仕様のため、カード番号による不正利用のリスクは低いものの、タッチ決済は可能な状態だった。そのため、さっさと利用停止の手続きをしておこうと思った。

幸いなことに、Oliveフレキシブルペイは利用時に即座に通知メールが届くシステムになっているため、心当たりのない利用通知が来ていないことを確認し、ひとまずは安心。

アプリからの利用停止・再発行手続き

三井住友カードのアプリから利用停止と再発行の手続きができる。アプリ内の導線に従うと出てくる、以下のページに書かれていることを素直に実行すればよかった。

• カードの停止・再発行に関わる注意事項｜クレジットカードの三井住友VISAカード
• Oliveフレキシブルペイのご注意点｜クレジットカードの三井住友VISAカード

アプリからの手続きであれば再発行は無料。電話や店舗での手続きだと手数料がかかるらしい。

注意事項にあるApple Pay・Googleウォレットの再登録についてだけど、Google Payなどの支払方法に登録済みのカードの場合、まず支払方法を別のカードに変更してから、ウォレットから削除する必要がある。支払方法を変更するまではそのカードを削除することはできない。自分はOliveとは別に普通の三井住友NLカードも持っていたので、一旦そちらに変更して元のカードの情報を削除した。

申請後の対応と新カード到着まで

申請後に受付メールなどがなく、数日しても特に通知などがないので、手続きが正常に行われているか不安になったため、申請後4日ほどしてから有人チャットで問い合わせてみた。個人情報を伝えると「手続きは進んでおりますのでご安心ください」とすぐに回答。「どれくらいで利用可能になるか/カードが送付されますか？」と聞きたかったのだけど、回答後即座に満足度のアンケートが表示されて尻込みしてしまい、聞けなかった……。まあひとまず安心して待つことにした。

問い合わせの翌日（再発行申請の5営業日後）には「カード再発行完了」のメールが届き、三井住友銀行アプリで新しいカード情報を確認できるようになった。これにより、Google Payへの再登録も可能となり、日常的な支払いについては問題なく復旧できた。

メールには物理カードは本日発送予定と記載されており、結局再発行申請からちょうど1週間後に届いた。

カード情報更新と便利なツールとか

新しいカードに切り替わると、各種サービスの支払い方法を更新する必要が出てくる。これは特に定期的な支払いがあるサブスクで必要になるのだけど、Notionのデータベースでサブスク契約を一覧管理していたため、このリストを見ながら新カード情報に更新していくだけで済んだ。こうした管理をしておくと、サブスク支払額の可視化や更新時期の把握にも使えて便利。

カード情報の入力や管理には1Passwordなどのパスワードマネージャーを活用するとよい。他のサービスについてあまり詳しくないけれど、1Passwordにはカード番号やセキュリティコードを安全に保存でき、クレジットカード入力フォームにも自動入力してくれる機能がある。

ファミリープランだと年間約1万円の費用がかかるけれど、複雑なパスワードを記憶する必要がなくなり、不正利用リスクも低減されるため、個人的には課金する価値のあるサービスだと思っている。

まとめ

カードは紛失して手間はかかったものの、大きなトラブルになることはなかった。三井住友は、カードの利用停止を申し込んだら、受付完了メールくらいは機械的に送ってくれてもいいのにな……と思った。手続き自体はアプリでサクッと完結して便利なので。

以前は念のためにカードも持ち歩いていたものの、スマホの決済はVISAのスマホタッチ＋iD＋PayPayを揃えておけば大抵の店で支払いに困ることはないので、紛失リスクのある物理カードを持ち出すのは最小限にするのがよさそう。便利な世の中になったもんだ。