水中でも音楽が聴けるソニーの完全ワイヤレスイヤホン WF-SP900 を買ってみた
WF-SP900は水中でも音楽が聴ける完全ワイヤレスイヤホンです。水泳のモチベーションを上げるために購入しました。
2022/12/08
最近、運動不足解消のために近場の市営屋内プールに通って水泳をしている。 全身運動で健康にいいのは違いないのだけど、 普通のイヤホンではウォーキングやランニングのように音楽やラジオ等を聴きながら泳げないのが残念なポイントの一つ。 ちなみにBluetoothは水中では使えないので、ただの防水イヤホン+Apple Watchみたいな装備では大丈夫ではない。
水中でも音楽が聴ける WF-SP900
というわけでそれ専用のソニーの完全ワイヤレスイヤホン WF-SP900 を購入した。 4GBと現代の基準では少ないながらもメモリを内蔵しており、再生機器との連携なしに単体で音楽を再生できる。 Amazonで購入した当時は8980円だったのだけど、今は値上がりしているようだ。
いいところ
水中で音楽やラジオが聴ける
これのために買ったので当然なのだけど、軽い有酸素運動をするだけだと結構暇というか時間の浪費感があるので、 何かを聴きながら泳げるのは満足感があっていい。 自分は適当なラジオをmp3やm4aにしてWF-SP900に転送して聴きながら泳いでいるが、 ラジオを聴きに泳ぎに行っているようなモチベーションもあって、今のところまあまあの頻度で水泳を継続できている。
適切なイヤーピースを選べばほぼ外れない
水中で泳ぎながらの使用になるのでポロポロ外れられては困るのだが、これは杞憂だった。 自分の耳のサイズにあったイヤーピース(少しきつめがよい)さえ選んでしまえば普通に泳ぐ分にはほぼ外れないし、 両方のイヤホンを結ぶ細い紐がオプションで付いているため、 これを頭の後ろでゴーグルに挟んでおけば万一外れたときも水中で漂うことはない。
容量は必要十分
4GBと聞くとかなり少ない印象を受けるが、そもそも再生する楽曲の選択がかなり不自由なため、 自分のライブラリをいっぱい詰め込んで気分でどれを聴くか決める、といった用途には向いていない。 上でも述べたが再生時間の長いラジオなんかを何本か入れておき、 だいたいどれも聴いたな……となったら新しいものと入れ替える、といった使い方がベターだと思っている(のでそうしている)。
微妙なところ
音量が小さい
防水のために密閉してあるからか、機器自体の設定で最大音量にしても音が小さいと感じることが多い。 音源のファイルをノーマライザなどを使ってかなり大きめの音量にしておくことで解決はできるが、 若干音割れが発生したりするため、この点からもやはり音楽よりもラジオに向いていると感じる。
操作性は難あり
まず、当然ながらディスプレイがないので、視覚的に再生するファイルを選ぶことはできない。 許されている操作は音量の調整と、再生開始、停止、次へ、前へ、くらいである。 このため曲数が増えるごとに再生したい曲を選ぶのは困難になっていく。やはりラジオがすべてを解決する。
転送がめんどくさい
本体内部のメモリに楽曲がないと単体では何もできないため、 古代のmp3プレイヤーのように専用のソフトを使ってmp3ファイルを転送する必要がある (試してないけどWindowsのexplorerだけでもいいかもしれない)。これは当然めんどくさい。 そもそも現代のサブスク時代に自分で音楽ファイルを用意する必要があること自体がナンセンスではあるが、 これはもう諦めるしかない。水中でも伝播できるワイヤレス規格を確立してほしい。
その他
水中で使うと勝手に音量が下がるときの対処
タップ操作で音量の上げ下げができるのだけど、初めて使ったときに水に反応しているのか勝手に音量が下がることがあった。 これの対処はちゃんとヘルプに載っていて、
音量調節の誤操作を防ぐために、タップセンサーをロックし、音量を一定に保つことができます。タップセンサーをロックするには、まず、プレーヤーを両耳に装着し、ボタン(3)を2秒長押ししてBluetooth機能をオフにしたあと、ボタン(4)を2秒長押ししてください。ロックを解除するには、ボタン(4)を再度2秒長押ししてください。プレーヤーを同梱の充電ケースに取り付けた場合も、ロックは解除されます。
とあるようにタップをロックすることができる。 ケースに収めた際にリセットされるのか、毎回ロック操作をする必要はあるが、これで勝手に音量が下がることはない。 ヘルプはちゃんと読みましょう。
スマホとペアリングして音楽を聴くことも可能
自分では使ってないが、一応普通のワイヤレスイヤホンとしてスマホ等とペアリングして音楽を聴くこともできる。 ただ水中用のイヤーピースだと音がこもって聴きにくいため、都度付け替えないといけなくなり、面倒そうではある。
まとめ
操作性に難はあれど、水中でも音楽が聴けるのはやっぱり嬉しい。 これを装着してホロのうたきけラジオを聴きながら1000mほど泳いで軽くウォーキングして上がる、 というルーティーンが出来上がっているので水泳はこれからも継続できそう。 運動へのモチベーションを上げるためへの投資としておすすめです。
後日談
しばらく使っていたところ、プールの職員から「機械類を装着しての水泳は禁止です」と言われてしまった。 トラブルなどの防止には仕方ないのだろう。 このような製品を使う場合は、使いたい場所で使えるかどうかも調べてから買いましょう。