【ネタバレ】 劇場版 魔法少女まどかマギカ [新編] 叛逆の物語 感想
この記事はネタバレを含みます。
2013/11/01
とりあえず、やりたいことをやってるなあというか、ファンの期待に応えてるなあ、という感想がひとつ。
なんでもありのほむほむ妄想空間だから設定的にはいくらでも好きなことを出来るわけで、 そこは特筆すべきところでもないのかもしれないけれど、まあでも見てて単純に面白かった。
そのほむほむ妄想空間は途中でほぼわかったけれども(1割まどかの可能性も考えてた)、 悪魔化は予想していなかった。まどかが迎えに来たあたりで、 「このままハッピーエンドで終わったらちょっと出来のいい同人作品って感じだなあ」とか思っていたので、 あのどんでん返し? は非常によかった。こわいし。
その後については、個人的にはエンディング後の思わせぶりなシーンもなくてよかったかなあと思っている。 あれはもう続編前提だと思うので、正直続編なしでこのまま終わってもいいんじゃないかなーと。 まあ続編出たら見るしかないけどね。ただ今度は期待が大きすぎて不安でもある。
いくつか物語上の疑問を。
- 何故ほむほむはキュウべえに手を出さなかったか?
世界の構造に疑問を持ち始めたとき、キュウべえより先にべべに行くのがとてつもなく違和感だった。 のだけど、これは結局インキュベーターを利用してまどかをおびき出しているという自覚、 もしくは無自覚によるもの……というので説明出来てしまうのかな。
- ほむほむはいつから悪魔化に向けて動いたのか?
これはまあ、描かれていないTV版の後から映画より前のエピソードになるのかもしれないけれど。 TV版において、まど神後に魔女の存在をほむらが語るシーンってあったっけ……あってもなくても、 それをわざわざキュウべえに教えることで、「魔女っ娘隔離大作戦」をインキュベーター側にさせるべく動いたと考えると、 もうかなり初期の段階でほむほむの愛はヤバいことになっていたということかな。
- 最後のシーン
よくわからん。記憶では崖と同じように月も欠けていたけれど、宇宙の理から踏み外し、 まど神と同じように世界を超越した存在となった悪魔ほむほむの暗示なのか、それとも次作への伏線なのか。 まあそんなコアなファンでもないので考証は詳しい人に任せよう。 面白い映画でした。次はなんかつまみながら大勢でワイワイ見たい。BD出たら買うか……。